ソナタ

DVDで、黒沢清の『トウキョウソナタ』を見た。
今まで見てなかったというのもすごいけど、初めての黒沢清
だいぶ好きでした。
映画全体の空間は、はなから不安定に歪んでいる。
登場人物、鑑賞者、どの関係もお互いに交わらない。
不快な日常に押し出されるようにして、全体がなし崩しに非日常へ散っていく感じ。
人間のペラペラ感をホラー調に語るのが、とても共感できた。
この映画をホラーっていっていいのかわからないけど。
この夏は、他のも見まくりたい!

あ、あとプロジェクターの大画面なのが良かった。
荒くても、身体より大きい画面の方がいいね、映画って。