最近はいろいろ本当に考える。

7月末になり、学校というところは夏休みに入ります。
なんと懐かしい環境なことか。


学生になってからの数ヶ月、本当に制作一辺倒の毎日でした。
とはいえ、長い時間、自分の制作と「向き合う」ということだけをしてきて、
そのためにやったことは、実験やドローイングのような作業ばかりだった。
実際に作品を作り始めたのは、ごく最近。
9月に個展をするので、それに向けて作っています。


ところで最近、どうしてこうまでして、自分は制作をするのかと考えている。
もしかしたら、うまくできないから、辞めることができないのかもしれないなと思っている。
ああやれば伝わるか、本当にやりたいことは何か、これでよかったのか、ずっと考え続けているうちに、
その蓄積がいつしか自分の歴史になってきているみたいだ。
一方、面白いと思うことを楽しみながらやって、同時にみんなも楽しませるようなタイプの作品の人もいる。
すごくうらやましく思う。
それだって本当は、いろんな困難があるのだろうし、無いものねだりかもしれない。
表現したいことと、表現することが、自然と一致する人が、たまたま美術作家だったりしたら、
そういう人が本当の「才能がある人」なのだろう。
そういうことができないから、表現とは何か、ということを、作りながら考え続けるという、美術との関わり方があるのだろう。
自分はこちらの方なのだろうなと思っている。


これは悲観的なことではなくて、ただそうだということの自覚。

近況。

☆ブログデザインを変更しました。☆

近況報告です。
私は四月から京芸の博士課程の学生をやってます。
この齢(over 30.)で学生…と思いきや、同級生の多くは、30代以上です。そして同級生の半分は、留学生です。
なんなんと環境/心境の変化がありますが、肝心なのは、自分らしい制作をどこでもやれる精神力やんな、と実感中。


webサイトも少しだけ更新しました。
これから未掲載だった過去作品を、徐々に追加していくつもりです。


ブログは、半年近く放置してしまった。もはや誰が見ているのか。
ラクーな感じで、またブログ書いて行こかしらと思ってます。
またアップします〜。

小品展にだしています。

毎度のことながら、お知らせが遅くなっております。。
大阪の新しい三越伊勢丹で開催中の小品展に、新作を3点出してます。
おでかけの際は、ぜひお立ち寄りください☆

『〜うつくしきもの〜 ミニアチュールの魅力展 』

  • Beautiful things- the charming miniature exhibition

会 期 : 2012年1月25日(水) - 2月7日(火)
時 間 : 10時~20時
入 場 : 無料
会 場 :ルクア大阪内 イセタン各ショップ6階・アート解放区

カレンダー展

遅ればせながら。
すでに始まっておりますが、作品出品の告知をさせていただきます。
アートスペース虹さんで開催中の、『カレンダー for 2012』に参加させていただいてます。
およそ100名ほどの作家さんによる一点物のカレンダーが、たくさん展示、販売されています。
出品者のラインナップは、はっきりいって豪華です!
残り一週間ですが、よろしくお願いいたします。


『カレンダー for 2012』
日時:2011年12月6日(火)~18日(日) 月曜日休廊
   11:00~19:00(最終日~18:00) 
会場:アートスペース虹(京都市東山区三条通神宮道東入る3丁目247)
アクセス:京都市営地下鉄東西線「蹴上」下車 2番出口徒歩4分
webサイト: http://www.art-space-niji.com/

萬福寺芸術祭

http://manpukuji-en.moo.jp/、今日からです!
昨日、搬入を終えてきました。
お茶室内での展示なんて、もちろん初めてで、とても貴重な経験になりました。


しかし…京都はおどろきの、土砂降り雨…。
でもです!展示は屋内です!よろしくおねがいいたします。

展覧会のご案内。

先日、Facebookを始めたところ、知り合いの数の多さと、気軽な参加形式でかつ、情報の豊富さにびっくり。
苦手と思ってたSNSでも、これくらいやったらできるわー、と思いつつ、ブログは案の定おろそかになりました。
まさか自分に、SNSで忙しくて、ブログアップできませんでしたという日が来るとは…。


ところで、私は来月、京都宇治の黄檗(おうばく)にある、萬福寺というお寺で開催される、
萬福寺芸術祭に参加します。
11月19日(土)、20日(日)に行われる、今年で2回目になるイベントです。
関西の芸術系の大学生と、萬福寺のお坊さんが中心となり、運営されてます。
私の参加する展覧会企画の他、フリーマーケットや、ライブなどもあるそうです。


私は、境内にあるお茶室、「有声軒」内に展示します。今、がんばって作ってます!
紅葉がきれいな時期ですので、お寺の境内も素敵な景色になってると思います。
お時間ありましたら、ぜひお出かけください!



萬福寺芸術祭-EN-』
会期:2011年11月19日(土)、20日(日)
アクセス:JR 奈良線黄檗」下車 徒歩5分、または京阪宇治線黄檗」下車 徒歩5分

チケット:<前売り>700円(一日券) 1300円(二日通し券)
<当日> 800円(一日券) 1500円(二日通し券)
 ※前売りは、芸術祭サイト上で申し込みできます。

webサイト:http://manpukuji-en.moo.jp/2011/

久しぶりに。。

昨日、大阪の展覧会を回ってきました。
ほんとにたくさんのご案内をいただいて、重なっている時期にいっぺんに見ることが多いです。
仕事が終わった後、京阪で渡辺橋に。


木内さん『ポストキウチズム』へ。
たしかにポスト!
絵のように、持ち運んで同じように置ける作品とは違い、いろいろな環境に柔軟な作品だなと思いました。
サイトスペシフィックなんだけど、というより、もっと共生的というか粘着質というか…。
定義の難しい感覚です。独特!


2kw gallery 58の金子さんの個展へ。
いつもおせわになっております、2kw gallery の運営メンバーのお一人、金子正一さんご自身の個展です。
金子さんの作品を拝見したのは、2度目でした。
小さいサイズ感の平面作品が数点並んでいました。
2kwの方々の作品は、いつもそうなのですが、抜群の安定感が見て取れて、培われた技術力と精神力に感動してしまいます。
ぱっと見には、穏やかな色使いと、落ち着いた構成ですが、やっぱりクオリティがすごく高い。
長時間の鑑賞に耐える、濃ゆい絵だと思います。
金子さんの絵は、絵の具の質感がきれいな「ステキ」エリアを、水平垂直がびしっと引き締めていて、格好いいです。
緊張感を高く維持したまま、無駄なく画面を作り上げるのは、私くらいの世代ではきっと無理です。
「良い絵」を描かれるのは、やはりベテランの作家さんです。
「面白い絵」を描くのは、子供をはじめとした、美術における「アウトサイダー」だと思います。
最近、アールブリュットの画集を見て、びっくりしました。
じゃあ、私はどんな絵を描くべきなんだろう?ということを、最近、意識しています。


そこから、studio Jさんの兼若さんの個展へ。
以前からお世話になっているのに、なかなか展覧会にお伺いできてなかったので、ようやく拝見できてうれしかったです。
ジャンルでいうと日本画をされてるのですが、いわゆる日本画という印象でなくて、アンビエント抽象絵画です。
ものすごい繊細に描かれているのだと思いますが、どうやって作ってるんだろ?というような質感。
ご本人が大柄な方なだけに、そのギャップが印象的でした。


その後、ノマルの三宅沙織さんの個展へ。
三宅さんの作品は写真で、物質感が無いのですが、ものすごい複雑な空間で、長時間見入ってしまいます。
ふだん、あんなに長時間、印画紙の面を見つめること無いです。
遠目に見て、ぱっと把握できない空間を作られる印象でしたが、今回のは「写真的」な構成で、一見本当のフィルム写真のように見えました。
映画か実際の写真からトリミングした風景のようでしたが、何を素材にどうやって作ってるのか聞いてみたかったです。
かっこいい作品の、かっこいい展覧会だとおもいました。


最後に、中津のzero-oneで花岡くんの個展を見ました。
ずっと行ってみたかったzero-oneさん、やっと行けてよかった。
花岡くん、どんどん作品が複雑なことになってきていますね!
でも今までに見た、言葉と造形が絶妙にシンクロしてる感じとは、印象が違ったように思いました。
なんだろう?ごはんと木彫、というほど、距離が離れていないもの同士の構成だったからかな?
もう少し考えてみたいです。なんだろう?と悩む作品ほど、意味のあるものだと思っています。
会場には、トイプーわんちゃんのDadaちゃんがいました。
どんだけかわいい。かなり絡んだ!



久しぶりにはしごで展示を見て、充実でした!
実はこの日、合間に職場のお友だちにつれられ、エステ体験。
エステが目的で大阪に行くことになり、後で展覧会巡りの予定を詰め込んだかたちでした。
エステ…縁遠い。でも、これつるつる!
美容というのは、「私は美しさのために努力している!」という自信が、最も良い効果をもたらすのなのかもなあと思いました。
人が私の肌美容に力を貸してくれるなんて、どんだけ姫。。
きもちよいですね。
ちょっと距離的時間的に、定期的に行くことはできないと思いますが、たまにはよさそう☆


あ、FaceBookはじめました!