かおあわせ

金曜日のことですが。


11月下旬から、Denでのグループ展が急遽決まり、打ち合わせしてきました。
の前に、この日は昼過ぎから、ちひろと川口さんと三人で、
日本橋の編で開催していた、福村真美ちゃんの展覧会と、適塾の今村さんの展覧会を見てきていましたので、
まず先に、感想。


真美ちゃんは、
学生時から一貫して、日光でキラキラ光る、透明感の高い、美しい風景を描こうとしている。
多分それを絵の具で表現するのはとても難しいことだと思う。
格闘のあとというか、ドロドロした人間くささがにじんでいて、そこが魅力的と思っている。
今回見て、それがどんどんすっきりしてきているように感じた。
きっとたくさん描くからうまくなっているんだと思った。
匠の手仕事と、人間くささが、あくまで美しいモチーフの上で異常なほど強引に同居している作品になって行くと、
面白いことになりそう。


次に適塾へ。
ここへは初めて行きました。
建物の構造は古いまま保存されている。
とても複雑なつくりで、2階建ての中に、階段は3カ所くらい、お庭も2カ所くらい。
土間や渡り廊下もあって、お庭をのぞく窓も各庭に複数箇所。外と内とがすごく複雑。
でも上下するときだけは、険しい階段。
その面白い建物に、今村さんの作品が繁殖してるように設置されていた。
線状の作品がほとんどで、建物に絡み付くようになっていた。いままで見たことない状態を見た。
一点一点が作品というより、作品が絡んだ建物全体が作品にも思えた。
今村さんの作品は、世界一謙虚な存在感の彫刻だと思う。すきだー。


そしてDenで。
打ち合わせは数時間におよぶ。準備期間は約2ヶ月ということもあり、すべてが要即決。
私以外は、美大をでたばかりの男性二人の、三人展。
詳しいことはDMなどが仕上がり次第告知したいのですが、詳しいことなんかほとんどない状態ではあります。
お互いのポートフォリオを見せ合うことも無く、作家としてはよくしらないまま、
二人とともに、ちひろたちと再度合流。
淀屋橋のチルコロさんへ。
何回かみんな行ってて、おいしいお酒がいっぱいあって、ごはんもおいしい。
そして三人展の全員が日本酒焼酎をおいしく飲めることがわかった!
会期中はもう、飲むしかなさそう。楽しみだ〜。
Denで展示中の行さんがその後合流したときには、かなりのグダグダでした。
二人とも、大好きだ!って三人のうち誰が叫んだのかわからないけど、
お互い大好きだ!みたいになって終わった。
ポートフォリオすら見てないんですけど。
ほんとに飲み過ぎた。お財布から血が出た。

私がグループ展の企画に参加するとき、男性作家とのセッティングが多い。
作品のなかで、男性目線のフェミニン、というのは大事にしたい。
だから、とてもありがたいことです。
今回の会期もすぐです。がんばらねば!