さよなら、おやしらず

展覧会準備が一段落し、ほぼ毎年参加している、夏祭りのこども似顔絵バイトも終え、
今日のお昼、ややこしいことになっている親知らずの抜歯に行ってきました。
痛そうなお話なのでまあ、ざっくりですけど、
生えかかった親知らずが、下あごの骨に当たって出て来れないので、
親知らずの頭を出してから、取り出してもらうという作業。
日常生活の中で一番衝撃を受けにくい頭の、しかも口の中なんていうところだから、
歯の治療はやっぱり、必要以上にビビります。
でも、抜いとかないと余計ややこしくなるっていう話なので、抜かないと仕方ない。。
ともかく、最後の親知らずが消え、これから一生親知らずを気にかける必要がないと思うと、
やっぱ行っといてよかったよ。


でも人の手で抜かなければならないようなものが、もともとの身体に備わっていること自体、
文句つけたい。
親知らず以外にも、あごのフレームに収まりきらない歯が押し合いへし合い、
歯列矯正しないといけない人も多いし。
歯の退化が追いつけないほど、人間の身体は速く変化してるんだろうか。
そういえば、細くなったり長くなったり、っていうのはわりと柔軟にできそうだけど、
数を減らす(増やす)っていうのは、面倒な作業なのかもしれない。
詳しくないからわからないけど。


話違いますが、小学生低学年までの間、乳歯が生え変わる時期は、自分も周りの子も、
日々、歯がぐらぐらしていたもんだった。
でも誰しも、抜けかかった歯の、ほっそい末端の神経の、つかず離れずの不快感は、
二度と味わいたくない恐怖体験ではなかったでしょうか。
そして抜けた後の、やわらか歯茎。
そういえば歯っていうのは、神経が通った、むき出しの骨。
やだね、歯は大事にしたいね。