見るのは楽しい

無気力状態が続きすぎて、ちょっとやばくなってきて、
こういうときは忙しくても、無理にでも何か「鑑賞」した方が良い、という持論を思い出し、
勤め先の学校の図書館で、新しい小説を借りて読んだ。
何を読んだかはともかく、元気出てきました。
人の手で作られた良いものを「鑑賞」したら、自分を対象化することができて、
誰かと充実した会話をしてきた後のような、充実した感じになれる。
でも、人と会話するのとは全く違った感覚。
適当に言うようだけど、会話よりもっと「深い」ところに効いてる気がする。
それは、小説や漫画でも、音楽や映画でも、美術でも同じと思う。
ただ、メディアや所要時間が異なるので、必要に応じて使い分ける。
それができる時代、i-podとツタヤの存在に感謝。


まだ経験が浅いのは、演劇。
あと、音楽のライブ。数えるほどしか。
こればっかりは、出不精な性格と、そんな私を引っ張ってってくれる気丈な人材の不在と、
まあ結局、機会がないということです。
でも少し前、京都でチェルフィッチュの公演があったらしい!
夏にDVDで見てから、とても見たいと思っている。
知ってたら、絶対行ってたのになあ。


ともかく、人の作品を鑑賞するのは、楽しい。
雰囲気の消費だけでない鑑賞ができると、芸術のことを勉強してきてよかったなと思う。
そうして、みんなすごいなあ、面白いなあ、と思いながら、負けじと自分も作品を作っています。
作るのは、鑑賞と違って、遅々として進まないものです。
私は明日もがんばります。