三学期

牛骨!!
があるのは、勤め先の美術準備室。



今週から三学期が始まり、毎日慌ただしい。
冬休みは制作に集中できたけど、
毎日仕事した後に制作、というペースへの切り替えが、まだ出来てない。
昨夜ふと気づくと、普段めったに見ないテレビを凝視してた。集中力切れてる…
やっと自覚した。


春の個展に向けて、ちゃんと頭を動かしていかんとなー、と思って。


さて、この高校は、1年生の美術で1年間、みんな油絵を描く。
春には初心者でも、1年間もやってると、かなり上達するのがわかる。
経験の浅い高校生で、良くない絵って、ないなーと思う。
絵って、中途半端に描く技術がつくと、急に下手になるもんだ。つくづく。
さらに進んで、自覚的に良い絵を描くってなると、ほんまに難しい。
よい絵を描こうと思たら、技術を身につけるより、
自分が描いた絵や、他人の絵を正しく評価できる目を持たないとあかんと思う。
ただうまいだけでは、一番良い状態で完成させることができない。
中途半端さを許容する器を持ってたい。
こういう力(審美眼?)を鍛えるために、特別に美大に行ったりするんちゃうかな。
だから、高校生のは、素直で良い絵だけど、やはり詰めが甘い。
だから、かわいいと思う。


美術を学ぶって、どういうことやろうって考える。
なんとなく、自分なりの解釈が見えてきたくらいのとこ。
美大の学生だったときよりも、教える立場の今の方が、美術について考えてる気がする。