等伯展

長谷川等伯展、覚悟を決めて、ついに行ってきました。
会期末に徐々に近づいている中、大混雑の大行列を想像し、もういいやと思いかけたりしながらも、
前売り券を買ってしまっている手前、行かざるをえませんでして、
今日、五時間目の授業を終えてから、ダッシュで博物館に向かいました。


入場110分待ち。
ああいつもこうやし。
この手の展覧会は毎回、もう行きたくない!って思うけど、
やっぱり見なあかん!って思って、結局がんばってしまいます。
京都にいると、昔の日本でも超ビッグな人の大きな展覧会がよく巡回してくるので、すてきです。


等伯の作品は、最近見た展覧会の中で比較すると、あまり印象に残らなかった方でした。
なんでだろ??
単に鑑賞の環境として、作品の劣化が激しくて、さらに会場に観客が多くて作品に近づけず、
ちゃんと絵を見る余裕が持てなかったのも、原因の一つかもしれない。


ただ、炭の線と文字がきれいだったのが印象的だったのと、
チラシにも載ってた巨大な涅槃図はすごかった。
絵の内容というより、作品の高さ10mが天井高に収まりきらず、傾斜面に垂らして展示してある空間自体が良かったのかも。
あと、400年も前のあんなに大きな紙作品が現存している事実に感動した。
展示全体を見て、等伯はいろいろな描き方ができて、器用な人だなあと思った。


結局、まあいっかと思って図版は買いませんでしたが、
等伯は一度は見といた方がよい人だと思うので、とにかく今日は見られてよかったなあ!ということです。


個人的には、柴田是真の方が良かった!!
等伯はもう行きたくないけど、是真はもう一回見にいくつもり。。


ちなみに、私は背が低いので、大混雑の場所では周りの人の肩とか小さいおじさんの顔面がめっちゃ近くて、
消耗しきってしまいます。
バーゲンなんかも、自分の意志ではめっきり行かなくなりました。
そんな感じでふらふらんなって、帰りに味たまつけめんを食べて男子っ腹で帰ったら、
眠くて制作がきつかったよ。