たまには映画の感想もいいかな。

久々にレンタルDVDで映画を観た。
前から観たいとは思ってるけど観てない映画がけっこう溜まってるので、普段、わざわざ新作を借りて観るということは少ない。

でも今回は、Ypさんが借りてきてくれたため、『アバター』と『しんぼる』を観てまいました。
どちらも自分では観る予定無かったものだけに、最初は観るかどうしようか迷ったのだけど、
結局、どちらも良かった!
超メジャーな話題作って、何となく敬遠してしまう…
美大系出身者には、そういう素直じゃないとこがあるのはなぜかしら。


まず『アバター』は、公開当時、教えに行ってる高校の生徒の間で、もう観たかだの誰と行くだの、話題騒然でして、
劇場公開は終わったものの、若者に置いて行かれるまい、という気持ちで観ました。
はじめの方、物語の設定や背景がうまく飲み込めないまま進んでって、待って待って!と思ったんですが、
以後ビックリハイクオリティ映像の連発で、設定なんてどうだって良くなりました。
物語の流れは、よくあるアメリカ映画と似たり寄ったりだったと思う。
実際、突っ込みどころもいっぱいあったと思うし。
見終わったあとはいろいろ思ったけど、結局細かいこと言うのは野暮やなーって思った。
例えば、友達とみんなでディズニーランドに行って、一人ぶつくさ突っ込んでるのはどうやろ、っていうのと似てる。
ここはみんなの夢の国なんやし、気持ちよく夢見さしてもらっとこ!が正解。
頭空っぽにして、ど派手なエンターテインメントを満喫。
こういうのも映画やなあ〜
あー面白かった!!


それから、松っちゃんの映画『しんぼる』は、打って変わって、地味でシュールな展開。
アバターが惑星規模の異世界物語で、壮大なスケールだったのに対して、しんぼるは主に密室。
密室となぜかルチャリブレという、全く関わりのなさそうな二つの世界の物語がじわじわ同時進行している。
ながーーいことかけた展開が、最後の方でスコン!とはまった。
関係のない二つの世界が、奇跡的にリンクする。
ややこしいパズルが解けたような、カタルシス
この快感を得られるだけで、とても良い映画だと思った。
ただいったんオチたのにそこで終わらなくて、その後強引にスケールの大きな話に持って行ってたのが、
どうやったんかなーと思った。
あと松っちゃんのパフォーマンス、違う人がやってたらまた印象が変わりそうな気がした。


ともかく、どっちも気持ちよい娯楽映画やったと思う。
私はわざわざ暗い映画などを観て、もやもやいろいろ考えたいと思いがちな傾向がありますが、
素直に、良かったアハハ!っていうのも必要やなーと思って。
たまにはいいじゃないか。
現代に生きてるからには、これからもどんどん、エンターテインメント消費して行きたいです〜。