映画の感想

久しぶりに、連夜の映画鑑賞。
しかも新作。贅沢な気分です。


『パブリックエネミーズ』
ジョニーデップ主演でした。世界恐慌あたりに実在した銀行強盗の話。
こんくらいの時代の設定にしては、雰囲気がないというか…
チェンジリング』の方が、断然すてきでした。
かっこいいジョニーデップが見れる映画って感じかなー
私はジョニーデップ大好き!な方ではないので、普通やった。


『ベンジャミンバトン 数奇な人生』
デビッドフィンチャー監督、ブラピ主演。
おじいちゃんで生まれて、若返って行く男の人の話。
映像も音楽も良くって、いい映画みたわーってなりました。
ファンタジックな設定なのに、自然に見れる。
良い映画やったなーって思うものは、全編通して、ストーリーや設定に関わりなく、「ん!いまの何?」っていう、不快な引っかかりがないと思う。
でも文章や美術も、似たような感じないかなあ。
不快な感じは、その表現にとって余計な情報に当たる部分に宿りがちで、しかも当事者には見えにくい。
余剰分を排除する表現というのが、実は一番難しい技術を必要とするように思う。
ただし、余計な情報は排除するが、必要なノイズは作品の一部として見せてよい。
この辺のコントロールが、良し悪しのミソな気がします。ああ難しい。


とにかく、『ベンジャミンバトン』は、こんな私でも、流れるようにすーっとみて、素直にほろってできる映画やったということです。
でも見たのがDVDやったので、液晶画面では映像の暗い部分が全部つぶれてもうて、残念でした。



『イングロリアスバスターズ』
クエンティンタランティーノ監督。主演ブラピつながりで。
ベンジャミンバトンと違いすぎて、すごい。初めてブラピ好きって思った。
あーあー、そんなんして大丈夫か!?っていう表現が止めどなく出てくる。
ほんで最後にありがとう!って思う。
ヒトラーとか歴史上の重要人物がいっぱい出てくるですけど、最終的には史実を無視してフォローもない。
やりたい放題。
しかもおたくっぽい。
でもそういうタランティーノが大好きやー。
面白かった!